こんにちは、アーロンチェアの庄文堂、近内です。
筆記・勉強向けの椅子が欲しい。そんな問合せをよく頂きます。
高校生~大学生ぐらいをイメージして書きます。
今回は筆記・勉強向けの椅子を紹介します。前傾タイプの椅子です。
アーロンチェアにセイルチェア、ミラ2チェアですかね。
アーロンチェアとミラ2チェアはガク割サービスも行っています。
クローズドですので気になる方はメールなどでお問い合わせください。
ちなみにアーロンチェアのライトシリーズは前傾などの機能が無い設計ですので今回のケースではお勧めしません。
人間は見たいものに姿勢を支配される
皆さん経験あると思いますが、集中するとどうしても前かがみになってしまう事は仕方ない事だと思います。
加えて筆記という行為自体がやはり頭を下に向けさせる事になりますよね。
見ているものが下にありますので。人間は見たいものに姿勢を支配されてしまいます。
PCのモニターの場合はモニターアームでモニター自体を適切な場所に動かしましょうという案内をしますが、筆記は難しいかと思います。
これは傾斜台のような補助があると良いと思います。
弊社で用意しているものだと、デスクライザーのモントが傾斜台としても活用できるかと思います。
傾斜台ようなサポートを使用する事により、背もたれにある程度寄りかかったまま作業出来るようになりますし、手の進入角度も改善され、負担が軽減されます。
Monto Design Story (Japanese) from Colebrook Bosson Saunders on Vimeo.
座りっぱなしは身体に負担がかかりますので、モントを使用し、たまに立って作業をすれば、姿勢を変える事が出来てとてもエルゴノミクスな環境だとは思います。モントは9段階で高さ設定が可能です。
同じような製品の中でみると、モントは7kgと軽量ですので持ち運びが出来ます。
そのため、テレワークしている両親が昼間使用して、お子さんが帰ってきて夜勉強するときはお子さんがというような感じで、家庭内で持ち運んで使い回しが出来ます。
前傾機能は何故必要か
前項でお話したとおり、前かがみ状態をいかにサポートするかという事なのですが、そこで話に出てくるのが前傾チルト機能を使った前傾設定です。
前かがみになると股関節が圧迫されてしまいます。上半身だけが前のめりになるためですね。
上半身が前のめりになる事で上半身の荷重を背もたれで分散させることが出来なくなり、腹筋で身体を支えることになります。
これらが絡み合い、姿勢が固まり、血流が悪化、胸が丸まってしまうため呼吸の質も落ちます。
呼吸の質が下がると酸素の供給が低下しますのでパフォーマンスも落ちてしまうという流れです。
ちなみに私は呼吸とか、目に見えないものを言われるとちょっと引くとこがあるんですよね(笑)
ちょっと試してみましょうか。
これは、前かがみになった状態(胸が丸まってしまっている状態)と、背もたれにしっかり背中を預けた状態で深呼吸をしてもらえれば違いが分かると思います。
椅子に座り、手を胸の前でクロスさせ、右手を自分の左肩に、左手を自分の右肩に当て、少し前かがみになって深呼吸をしてみてください。
その後、背もたれに寄りかかって手を外し、外した手をアームに置くなどして胸が広がった状態で深呼吸をしてみてください。
そうすることで、前かがみになる事による呼吸の質の低下は体感頂けるかと思います。
意識しなくても呼吸はしていますからね。その無意識の呼吸の質が高いか低いかの話です。
アーロンチェアやセイルチェア、ミラ2チェアにある前傾チルト機能を使用すると、座面ごと椅子が前に傾きます。
そうすることによって、前かがみ時の股関節の圧迫を防ぎ、かつ、背もたれが前に傾く事で背もたれから離れてしまった背中をサポートします。
このような仕組みになっており、この仕組みだから前傾チルト機能をお勧めしています。
ちなみにこの3種類の椅子、機能性能を個人的に評価するならば、アーロンチェア>>ミラ2チェア>>>>セイルチェアぐらいのイメージですかね。
パーツの基本性能にパーツの可動域、ユーザーの身体をどこまでどうサポートするのか。
製品を長く使う上で、持続性の部分でも大きな違いがあります。
機能性能と価格の折り合いをどこで付けるかだと思いますので、迷ったらまずはご相談ください。
そのうちこの3種類の比較記事を書こうかと思います。
リモート授業などでモニターを使う場合
これは小中学生のお子さんのご両親から結構問合せを受けるケースですが、このコロナ禍でリモート授業をするケースが増えました。
自治体によってはタブレットやノートPCが配布されていますからね。
書く作業も、画面を見るのも常に視線が下になってしまい、姿勢が悪くなってしまっているようです。
身体が成長しきる前ですので椅子の購入は少し難しいかと思います。
そこで視線をエルゴノミクスにするという意味でモニターアームをお勧めしています。
タブレットをマウントして目線を上げ、適切な距離でエルゴノミクスな環境を作るはいかがでしょう。
モニターアームなら後々も使えますしね、リビングにタブレットで料理中にレシピを見るなんて共有も出来るかと思います。まあ位置を変えますのでこのような使い方の場合はダイナミックタイプが最適かと思います。
ノートPCが配られているよ~という場合はオリプラでもいいですね。
11インチ~16インチまでに対応しています。
Oripura – Portable and Foldable Laptop Stand from Colebrook Bosson Saunders on Vimeo.
これもね、両親とお子さんで使い回しが出来ます。
約350gで持ち運びも手軽にできます。外付けのキーボードとマウスは必須です。
テレワークしている両親が昼間使用、もしくは会社にオリプラ持って行って作業、お子さんが帰ってきて夜勉強するために使用というような感じですね。
明るさにも注目しましょう
結構暗い環境下で作業をしているなんて話も聞くんですよね。
兄弟で同じ部屋で下の子が寝てるからデスクライトだけとかですね。
結構このケースは聞くんですよ。
ワンルームでお子さんと奥さんが寝てしまったあと、旦那さんが明かりに困るって話もよく聞きます。
十分な明るさが確保出来ていないと余計前かがみになりますし、いい事はないと思います。
これは明かりの話では無いですが、このケースで一緒に良く耳にするのは、面倒だからという理由でマウスを使用せずノートPCのトラックパッドを使っているという話です。
トラックパッドを使用すると設置されている場所が場所だけに、ずっと腕が内側に向いた状態になります。
これは姿勢の固着と呼吸の質の低下に繋がりますので、外付けマウスを使う方がエルゴノミクスです。
弊社だと、もう廃盤で在庫があるだけとなってしまいますがロリーがお勧めです。
必要な光量を必要な場所に当てれて、USBタイプA(高速充電)・USBタイプCの充電も可能、4時間で自動スリープする優れものです。
Introducing Lolly (Japanese) from Colebrook Bosson Saunders on Vimeo.
最後に
ご参考になりましたでしょうか。
姿勢対策は早ければ早い方が良いと思います。
ショールームではご紹介したセッティングを体験できますので、是非いらしてくださいね。
それではまた次回。