アーロンチェア ライトシリーズの注意点

こんにちは、アーロンチェアの庄文堂、近内です。

今回はアーロンチェアライトシリーズについてお話します。

前回の続きみたいな感じですね。前回の記事と連動している部分が多いので、合わせて読んでください。

値段が半分。なんで?

ライトシリーズは機能を絞ったうえで、価格を抑えて販売しているエントリーモデルのような立ち位置です。

高性能なメッシュをはじめ、使ってるパーツは一緒ですので、用途・体格さえ合えばお勧めです。

違いについて次項から説明しますね。

アームに制限があります

商品名にも載せていますし、見た目にも分かりやすいですね。

アームが無いものがアームレス、アームが固定されているものが固定アームです。

アームレスに関しては言う事ないですね・・アームが無い。この説明が全てです。

 

ライトシリーズを検討する上でしっかり確認してほしいのはここなんですよね。私は落とし穴だと思っています。

固定アームの固定されている場所です。

以前のブログ記事でも紹介しましたが、Aサイズは60~70cm、Bサイズは62~73cmを、椅子自体の上下昇降で調整します。

要は、机の天板に合わせようとすると、上下昇降するしかないんですね。

このモデルでアームのサポートを得ようとするなら、フットレストは必須です。

この高さはよく問合せを受けるのですが、まず問合せを受けたことが無い、加えてショールームで説明すると皆が皆びっくりするのが、肩からアームパッドまでの距離です。

私は身長182cmで、普段はBサイズに座っています。

固定アームのBサイズに座ると、腕を置こうとしても低すぎて腕が浮いてしまって置けません。

左が置けない状態、右が無理に置いた状態。ずずっと滑り落ちた状態でようやく腕が乗ります。

ですので、僕に関しては固定アームはただついてるだけの飾りですね。

アームレスを買うのと使用感は変わらないという事になります。

とりあえずアームはあった方がいいかな~ぐらいの気持ちになるじゃないですか。でも、上記の写真みたいにアームに腕が置けなかったらちょっとって感じますよね。

ちなみに弊社スタッフに試してもらったところ、165cmのスタッフは置けました。

171cm、168cmのスタッフは置けませんでした。

167cmのスタッフは1~2mm浮いてるぐらいでギリギリ置けてるって言ってい良いのかな??という感じでしたね。

ですので、参考値として166cmぐらいより低い身長であればBサイズのアームに置くことが出来ます!が、166cmだと座面の奥行の絡みでサイズがAになるかもしれませんが・・

腕の長さなんかも違いますから、あくまで身長は参考値ですが、ショールームで案内してる分には同じような結果になっていますね。

皆さんそこまで気にしていないという事に加え、アームがついている椅子でアームに腕置けないなんて、考えないですからね。

上記のような合う合わないがあるため、正直なところ、私はあまり積極的に固定アームモデルは展開していません。

Aサイズの固定アームの展示は今無いので、今度展示用に用意した時にでも試してみますね。

前傾が無い

これも重要ですね。

前傾機能がライトシリーズにはついていません。

前傾機能とは、背もたれも座面も5度傾ける機能です。
基本的に背もたれにしっかりと寄りかかって作業することを推奨しています。
 
しかし、集中するとついつい前かがみになってしまい、背もたれから背中が離れてしまう事がございますよね。そこで、この前傾機能を使って椅子自体を傾けて、離れてしまった背もたれから背中までのスペースを埋めます。
そうすることにより背もたれによるサポートをより受ける事が出来るという仕組みです。
左が前かがみになってしまっている写真、右が前傾機能を使用した写真です。
この前傾機能がライトシリーズには有りませんので、前かがみになってしまう姿勢に対してサポートが欲しいとなっても、サポートを受けることは出来ません。
 

腰のサポートパッドの形状が違う

通常のアーロンチェアのポスチャーフィットは「ポスチャーフィットSL」といい、パッドが2つ付いています。

SLとはセイクラムとランバーです。このランバー部分が無いパッドがライトシリーズで採用されています。

ここは正直、そこまで気にならないかなというように感じています。

サイズがAとB、色はグラファイトのみ

これは上記見出しのまんまですね。

サイズはAとBのみ、色はグラファイトのみです。

さらに言うと、キャスターはナイロン製だけです。

ウレタンキャスターが欲しい場合はお問い合わせください。

最後に

いかがでしたでしょうか。

固定アームはアームに腕を置ける体格であればOK、置けなければアームレスで良いんじゃないでしょうかと考えています。

これも前回と同じ流れになってしまいますが、安価で前傾がやっぱり欲しい!という場合はセイルチェアミラ2チェアを検討してみる事をお勧めします。

そもそもずっと背もたれにしっかり寄りかかって作業してるよ~という人にはピッタリではないでしょうか。ただ、エンボディチェアという選択肢も出てきますが・・。

ご参考になりましたでしょうか。

この他の椅子も、ゆくゆく同じように解説していきますね。

それではまた次回。