こんにちは、庄文堂の近内です。
今回は家で仕事をする際の環境について。物理的な環境で分けて、自分だけの仕事用の空間を用意出来るか、それとも家庭内の共用空間で作業をするかの2つに絞って書いていきますね。今回は「自分だけの仕事用の空間を用意出来る場合」です。
自分だけの仕事用の空間を用意出来る=自分だけのセッティングに出来る という事ですね。机に椅子にPCに、照明や空調など考えることはたくさんです。
家庭内の共用空間で作業をする場合の記事はこちら
家で仕事する際の参考になれば ~その2~
机について
所謂「オフィスデスク」「オフィスチェア」という類のものは、オフィスでの使用を前提にしているため、オフィスは靴を履いているよねということで、その分高さが高くなっています。
机の天板高の今の主流は720mmですが、旧JIS規格の700mmはまだまだ流通していますし、海外製品ですと740mmなど高いものも多いです。奥行きは近年コンパクト志向により狭くなっている物が多く見受けられますが、作業時に足が窮屈になってしまうのは避けた方がいいですね。
机の天板とアームは手首への負担を軽減するために同じぐらいの高さに設定しますが、身長によっては足が浮いてしまいます。色々なところでそういう時はフットレストですよという話を目にしますが、フットレスト部分だけ高さが上がることになるため、身体の動きを制限してしまいがちです。調整すべき高さがそこまで高くない場合は、厚みのあるタイルカーペットなどで机の下を全体的に高くするのも方法の1つだと考えています。人間は集中すると無意識に力が入りますからね、スポット的に高くなっているフットレストですと、範囲が足りなかったり角度が付いたりで、踏ん張りが効かない事もあります。
個人的には作業領域を許されるだけ確保して、前述した高さも気にしながら机を選んでいただくのが良いかと思います。
PCモニターについて
多くの方がPCでの作業になると思います。そのため、PCでの作業を前提に説明します。
まずは画面の正しい位置、モニターまでの距離は腕の長さと一緒、高さはモニター上部と自分の目線の高さが一緒です。
ノートパソコンはモニターが下にあるため覗き込むように前かがみになってしまいますから、ノートPCスタンド等でモニター面を上にあげてください。その時、外付けマウスと外付けキーボードを使ってくださいね。ノートPCスタンドが無い場合は、試しに段ボールや本で高さを調整してみてください。ですがその場合でも必ず外付けマウスと外付けキーボードです。これで上にあげたノートPCのキーボードを直接叩いていたらかえって身体に負担が掛かります。
モニターアームがあると便利です。世界が変わると言っても大げさじゃないぐらい。モニターはデュアルが効率的で良いかと思います。デスクトップPCにモニター2枚、ノートPC+モニター1枚でもいいですね。
モニターアームが欲しい
照明について
照明に関する推奨セッティングは部屋ごとに異なりますので、判断を簡単にするという意味を込めて、表現としては「まぶしさを避ける」という事を意識してみてください。窓面から入る直射日光は強いからレースをするなりして強い光を避けたり、反射光対策で光を反射するものを作業中目に入る場所に入れないなど。部屋全体は暗いんだけど作業しているPCモニターはビッカビカというのは光の強さに差が生まれて眼に負担が掛かります。
ちなみに、時間の経過とともに色味が変わっていく日光(自然光)はうまく使いましょうと言われています。サーカディアンリズムという単語で調べてもらうと色々な話が出てきます。ようは体内時計ですね。こういった話を学んでいく中で、私は部屋の配置を変えて自然光で起きるようにしました。何が変わったとかそういう実感は無いですが、特に不調もなく比較的毎日寝起きはすっきりしていますね。
温熱環境について
パーソナルな空間での空調設定は不快ない温度で、風を身体に当てない、特に顔に当てない。これが全てだと思います。この記事を書いているのは2月、個人的に仙台は2月が一番寒い印象です。
部屋の中で窓の前に机があると、窓面からのコールドドラフトで足元が寒くなります。寒い時はこのコールドドラフトをどう消すかも重要ですね。このコールドドラフトっていうのは昔からよく話になっているものなんですが、これの対策は既に設計の段階から対策済みの住宅にお住まいの方以外は、結構ハードルが高いと思っています。
まずそもそもどこから冷気が室内に入っているのか。大半は窓ガラスとサッシです。断熱性能が足りない事が原因で窓・サッシ面から室内の熱が逃げてしまう。冷やされた室内の温度は下に下にと動いて、逆に暖かい空気は上に上にと動きます。熱が伝わりにくいガラス、サッシを選べばよいのですが、これは家全体の断熱・気密性能にもよりますので・・もうここで話す規模ではなくなってしまいます。
お手軽なのはサーキュレイターを使って暖かい風を室内に回すことでしょうか。窓面をすっぽりと隠すようにカーテンをするだけでも変わると思います。窓面に対してジャストサイズではなく、だらんと隠すんです。
椅子について
ようやく椅子ですね。ここで紹介して椅子を買ってもらおう!という記事ですからね・・
よしじゃあ高いやつ勧めるか!!というのは半分冗談で置いておいて。
椅子を選ぶ時のポイントは、自分だけの仕事用の空間なわけですから、自分に合った細かい調整が出来るかどうか。細かい調整が出来る=よりパーソナルな椅子という考えでよいです。
正しく調節し、正しく座る事で耐圧を分散し、身体への負担を軽減する。同じ姿勢でずっと座り続ける事で血流が滞る事を防ぐため、最近はリクライニングなどを活用して適度に動く事も推奨されています。家であれば1時間に1回ぐらい立ち上がってストレッチするのもいいかもしれません。
パーソナルな設定が可能という部分でアーロンチェアやエンボディチェアが機能面は勿論、ハーマンミラーの中で性能値もトップクラスでお勧めです。
アーロンチェアは高性能なペリクル(いわゆるメッシュ)が特徴で、正しく座るだけで骨盤・仙骨をサポートしつつ、優れた耐圧分散で不快を感じさせない座り心地があります。
アーロンチェア 何が違うの?どう選ぶの?
エンボディチェアはフレームが無く、バイオメカニクス研究の視点から無意識の動きを邪魔しない、よく動く事を前提に作られた椅子です。
エンボディチェアは座り方が大事
他にもコズムチェアやミラ2チェア、セイルチェアなど、ハーマンミラー社製のオフィスチェアには様々な選択肢がございます。
最後に
最後に、「自分だけの仕事用の空間を用意出来る場合」の注意点として、やり過ぎちゃう事がある。気が済むまでやってしまいがち。というところでしょうか。特に一人暮らしの場合、誰も止めてくれませんからね。少しでも身体に気を遣うセッティングで、仕事に趣味にと楽しんでいただければと思います。
それでは、また次回。