
※先頭固定記事 随時加筆しています
こんにちは、アーロンチェアの庄文堂、近内です。
モニターアームに興味を持ったら、どんなモデルを選べばいい?どういう選び方をしたらいい?という部分に言及していなかったですね。
今回はそんな内容です。
まずは興味を持ってもらいたい
実際に接客をさせて頂く中で、一番多いのはやはり使っている人の話を聞いたり、使っているところを見て興味を持つというケースですね。
好きなユーチューバーさんが使ってましたとか。同僚が使っているって言ってましたとか。
そこから興味を持って調べるっていうのは、凄くいいきっかけだと思います。
あと、アレね。モニターアームってかっこよくないですか?(笑)
凄く単純な思考で申し訳ないんですが、モニターアームかっこいいですよ。
で、興味を持ってもらって説明させて頂いたりすると、今までの作業姿勢と環境を見直して、机の上の環境も大事だなって。みなさんおっしゃるんですよ。
最近だと、5人ぐらい続けて、「これは沼ですね」ってコメント貰いましたね(笑)
自分の作業姿勢とデスクと椅子と、デスクの上の環境と。
テレワークが普及して、オフィスと同じように家庭内に集中できる環境を作るのが難しいって、多くの方が実感したと思うんですよね。
それって、椅子だけじゃないんですよ。椅子も大事ですが、同じぐらいデスクの上の環境も大事です。
何故モニターアームを重要視すべきなのか
まずそもそも人間は、見たいものに姿勢を支配されてしまうんです。
集中して作業をしていたら前かがみになっているとか、見たいものの直線上に障害物があるから背伸びして見るとか、コントローラーでゲームをしていると、気が付いたら膝に肘乗せて前かがみになっているとか。
ノートパソコンを使用していてずっと下を見ながら作業しているのもいい例です。
見たいものの方に近づくんですよね。
例えば椅子に座ってパソコン作業をしていて、夢中になって前かがみになったとします。
背もたれと背中が離れますよね。
前かがみになる前は、背もたれが上半身の体圧を分散してくれていましたが、前かがみになって離れる事で、腹筋と背筋を使って自分の上半身を支えるようになります。
最初はいいですよ。腹筋も背筋も負担が少ないので、でもそれで30分も40分もいられるかと言ったら、丸まって猫背になってしまうと思うんですよね。
最終的には机の天板側面に腕でもたれかかって作業をしたり、腕全体を机の天板に押し付けて作業をしたりとなるケースが多いです。
股関節の圧迫から血流の阻害が発生したり、前かがみになることで上半身が丸まって呼吸の質が悪くなってパフォーマンスが落ちたりと、良いことないんですよね。
こういった問題の解決方法としてモニターアームをお勧めしています。
他にも、スタンドが無くなって空中に浮くため、デスクのスペースが確保できるとか、ダイナミックタイプであれば使わないときはコンパクトになるとか、地震が起きてもモニターが倒れる心配がかなりなくなるという利点もありますね。
どのようなセッティングをすべきなのか
CBS社のディスプレイセッティングの動画があります。
(Ergonomics) 人間工学-視覚ディスプレイ(JA) from Colebrook Bosson Saunders on Vimeo.
接客時にはこれを見てもらいながら調整していくのですが、ほぼ9割ぐらいの方が、モニターが近い!と言います。
と言う事は、9割ぐらいの方は遠い状態でやってるってことなんですよね。
遠いと見に行ってしまいますから。
エンボディチェアなんかが良い例ですね。
エンボディチェアは後傾向けで、バックフィット調節でどんどんモニターから離れていきますので、適切な位置へ持ってこれるモニターじゃないと気付いたら前に行ってしまいます。
セッティングを決めるために自分の作業姿勢・環境を確認する
よし早速モニターアームを買おう!って先走って買うのはちょっと待ってくださいね。
まずは自分の作業姿勢と環境を確認しましょう。
とりあえず物理的に取り付けられるかどうか。
CBSのモニターアームはクランプが別売りです。
ユーザーの机に合わせて色々選べます。
下記ブログ記事を参考にしてください。
CBSのクランプについて
で、モニターアームにはいくつか種類がありますが、大きくわけて2つ。
あまり動かさない方向けの製品と、動かす方向けの製品。
あまり動かさない方とは、作業の中でモニターの位置を変えない方。
動かす方とは、作業によってモニターを動かす方ですね(そのまんまですみません)
動画をみましょう。
Ollin Animation from Colebrook Bosson Saunders on Vimeo.
このビデオの中で出てくるように、モニターを回転させてチェック作業?なのかな?したり、タッチペンで書いたり。動画にはありませんが、誰かにモニターを見せるために動かしたりなんかがケース的には多いかもしれません。
あとは奥さんが突然部屋に入って来たのでモニター隠さなきゃって時ですかね。ダメですよ。
あまり動かさない方向け
CBSの製品の中ではリマが良いかと思います。
ポストマウントというタイプで、あまり可動域はありませんが、追加パーツを購入で最大2枚までセッティングできます。
Limaの紹介 (Japanese) from Colebrook Bosson Saunders on Vimeo
この動画に出ているものは初期の物ですね。
現在はクランプ部分がスプリットになっていてかなり幅広い机に対応できます。
以前のブログ記事はこちら
CBS リマ について
動かす方向け
CBSの製品の中ではフロー、オーリンの2種類が該当します。
どちらも良いですが、可動域と拡張性の部分でオーリンがお勧めです。
実際世の中で売れてるのはフローですけどね。
実物を触ったらかなり高い確率でオーリンになると思います。
ラップトップマウントでタブレットをマウントする事があればなおさらオーリンですね。
フローは3~9kg対応ですので、軽いものをマウントするときは別売りのウエイトが必要です。
オーリンは0~9kgですのでラップトップマウントを追加するだけでOKです。
最近はカーブモニターも多くなってきていますからね。
フローが出た頃はカーブモニターが市場に無かったため、フローでは想定されていないんですよね。
CBS Ollin Process Video Japanese from Colebrook Bosson Saunders on Vimeo.
CBS オーリンについて
ノートPC向けのセッティング
ここ最近はこのケースが多いですね。
テレワークで会社からノートPCを渡されて、家でも会社でもノートPCを持ち歩いて使っている方。
家で週2ぐらいしかやらないからいいよー。というのが多いです。
モニターアームはなんだかんだ言ってそれなりにしますからね。金額。
手ごろなとこでオリプラがお勧めです。
Oripura Animation from Colebrook Bosson Saunders on Vimeo.
オリプラにノートPCをセットして、隣にモニター置いて、ケーブルでつないでデュアルにする。
これだけで凄くエルゴノミクスです。
ただ、身長182cmある私ではオリプラって気持ち高さが足りない感じがします。
モニターアームだとその辺の調整も出来てバッチリですが、それなりにしますからね。
写真はリマ。ラップトップマウントを使うとこんな感じです。
最後に
参考になりましたでしょうか。
この記事をきっかけにモニターアームに興味を持っていただければ嬉しいです。
いつもブラックとホワイトの在庫を持っていますが、シルバーも在庫分として発注しています。
シルバーと言ってもツヤ無しですよ。ツヤ有りは光を反射してしまうという部分でアレなので。
このブログを書きだした頃は発注したくてウズウズしてたんですが、気が付いたら発注してしまいましたね。
スタッフに、「普段のこの品ぞろえでシルバー無いのが違和感ありますよ」って言われてね、やっちゃいました。職業病です。
それではまた次回。