こんにちは、庄文堂の近内です。
CBS製品の中で、デュアルセッティングをしたいという方からたまに問合せを受けるのが今回の「オーリン デュアルバー」です。デュアルにしたいんですが、これを選べばいいですか?という感じの問い合わせですね。答えとしては、条件が揃えばYESです。
オーリン デュアルバーとは
オーリン デュアルバーとは、シングルモニターアームのオーリンにモニターを2つ並列出来るバーを取り付け、デュアルセッティングをするためのものです。カラーブラックのみ。
良い点は、オーリン2本を購入するより安くすむこと。
オーリンは1本39,710円+クランプ(スプリット想定)8,250円です。※本記事内の価格は2024年1月現在
これを2本買うと39,710円+39,710円+8,250円+8,250円=95,920円
デュアルバーの場合はオーリンは1本39,710円+クランプ(スプリット想定)8,250円+デュアルバー32,560円=80,520円。このままだと前後に動かすのが動かしにくいため、別売りのハンドルを推奨しており(私が)、ハンドルは4,950円です。
クランプは様々なものを選択出来ます。
CBSのクランプについて
このデュアルバーを使う事で、オーリンならではの圧倒的な可動域、操作性は無くなります。
オーリン自体のモニター対応重量は9kgですが、バーの重量に加えて、モニターは4kg+4kgの2面というようなイメージを持ってもらえればいいかと思います。
そしてコクピット型とフラット型の2種類のセッティングで固定となります。
オーリンは本来モニターを動かすユーザーに適したアームです。
動かすってどういう事?というのは下記動画をご覧下さい。
Ollin Animation from Colebrook Bosson Saunders on Vimeo.
デュアルバーを使用するとこういう動きは出来ません。
詳しい方だとお気づきかもしれませんが、これ、CBSのポストマウントタイプのモニターアームであるリマと同じような感じになります。
CBS リマ について
リマの本体に追加アームを購入し、デュアルセッティングをします。
リマはアーム1本あたり6.5kgまで対応できます。6.5kg+6.5kgで2面ですね。
こちらはある程度動かせますのでコクピット型でもフラット型でもどっちもできますし、高さ・奥行のレベルもある程度調整出来ます。
リマは本体が36,630円+追加アーム23,540円で、合計60,170円です。
こちらはスプリットクランプ一体型です。旧モデルはスプリットでもありません。
という事で、オーリンデュアルバーは、既にオーリンのシングルを持っていて、かつセッティングが固定でも問題ない、安価にデュアルを導入したい。という方向けです。
新規はスプリットで問題がなければリマがよいかもしれません。
セッティングガイドです
まずはオーリンのヘッドをデュアルバーと交換する必要があります。
ヘッドはこれ
先端下部に固定ネジがありますので、外して付け替えます。
マウント下部のスクリューを回して位置を固定します。
ハンドルを設置しない場合はこのタイミングで、モニターを乗せてからが良いと思います。
ハンドルを設置する場合は、モニターを乗せる前のタイミングで行います。
ハンドルを設置するには固定用のプレートをバーに付ける必要があります。これがすこ~し難しいです。
プレートをまず横向きで入れます。
その後クルっと縦に回転させます。
上手くできるとこんな感じ。これが2つです。
このプレートにハンドルを固定します。
次はコックピット型とフラット型についてです。
コックピット型はこんな感じ。
フラット型はこんな感じ。
この2つのセッティングはマウントの左右を入れ替える事で変更できます。
まずはキャップを外します。
真ん中を手前に引っ張りながら外します。
キャップを外したらマウントを横にスライドさせて外し、左右を入れ替えます。
コックピット型とフラット型、ともに高さレベルの調整が僅かに可能です。
調整はマウント上部のネジを回します。時計周りでモニターが上がって、反時計周りでモニターが下がります。
レベル調整をするとこんな感じ
上向き下向きといった角度調整も可能です。
指で挿してる場所に調整ノブがあります。
これでセッティングが完了です。
※追記
写真のクランプについて問い合わせを頂きました。このクランプはエクステンデットハイトクランプです。
シットトゥスタンドのモントに併せて使用します。勿論モント無しでもOKです。
CBS デスクライザー モントが発売
最後に
いかがでしょうか。
在庫は1~2ぐらいは保有するつもりです。
既にオーリンを保有していて、デュアルにしたいなぁという方にはお勧めです。
作業的に動かすよという場合は素直にオーリン2本購入をお勧めします。
それでは、また次回。