アーロンチェア リマスタード はどう変わったのか ~ その1 ~

こんにちは、アーロンチェアの庄文堂:お客様担当 近内です。
「アーロンチェア リマスタード はどう変わったのか」と題しまして、3回に分けてご紹介したいと思います。

今回ご説明するのは「新たなカラー展開」「8Zペリクル」「ポスチャーフィットSL」の3つ

新たなカラー展開

アーロンチェア リマスタード では、新たなカラーが展開されています。
以前のアーロンチェアは、フレームカラーがグラファイトとチタニウム、ベースカラーにグラファイト、ポリッシュドアルミニウム、チタニウムの3色がありました。それらにクラシックカーボン、ウェーブ、タキシードの3つのペリクルパターンでバリエーションを持たせていました。

アーロンチェアリマスタードでは、グラファイト、カーボン、ミネラルの3色となり、ペリクルのパターンが無くなりました。

前情報でお伝えしていたChassisというベースとフレームの間にあるパーツは、今のところカスタムの受注はお受けできません。
グラファイトは従来のグラファイトよりも明るくなっています。
カーボンはグラファイトよりも更に明るく、グレーに近いカラーです。
ミネラルは明るい灰色、灰色が白に近くなったというよりは、白が灰色に近くなったというニュアンスが正しいかもしれません。
昨今のオフィスシーンでは、壁や床などがホワイトなど明るいカラーが多くなっている現状がございます。そんな中、よりオフィスシーンに溶け込むようにと設定されたのがカーボンとミネラルです。
グラファイトも少し明るくなっていますので、問題なく映えるかと思います。
以前から推していますが、私はミネラルが好きです。実物を見たらもっと好きになりました。

※ミネラルに関して注意点が1つ。デニムなど濃色の衣服との接触等により製品が変色し、汚れとして目立つことがあります。この変色は保証の対象外となります。

8Zペリクル

アーロンチェア リマスタードでは、役割毎にテンションを変えて8つのエリアにゾーニングされています。

サポート、柔軟、安定の3種類のテンション区分があります。
サポートエリアは最も張りが強く硬いエリアです。背もたれでは、張りを強くすることによりフレームに肩回りが当たる事を防いだり、ポスチャーフィットSLと連動して骨盤のサポートが可能になりました。座面では先端の張りを硬くすることで、従来のバナナクッションが廃止となっています。
柔軟エリアは張りが弱く柔らかいエリアです。背もたれでは肩甲骨の動きを妨げない事を意識しています。座面では坐骨が当たるエリアになっており、荷重分散をしながら柔らかく沈み込むエリアとなっています。
安定エリアは柔軟エリアより張りが強いエリア。背もたれではポスチャーフィットSLと連動し、ユーザーの腰をサポートします。座面では適度な張りで安定感をもたらします。
8zペリクルは張りが違うペリクルを繋ぎ合わせて1枚のペリクルに成形しています。繋ぎ目(横糸)はブラックライトを当てる事によって目視できるようになっています。

ちなみに縦にも反応する箇所がございますが、それはただの製造工程で必要なマーキングのようです。

ポスチャーフィットSL

アーロンチェア リマスタードでは、従来のポスチャーフィットに加え、発売当初実装されていたランバーサポートの2種類をあわせた「ポスチャーフィットSL」を搭載しました。

ポスチャーフィットSLのSLとは、「SACRUM(仙骨 / 骨盤)」「LUMBER(腰椎 / 背骨)」の頭文字からきています。
座りながら理想的な背骨のS字カーブを描かせるためには腰のサポートが必要です。
背骨の位置(高さ)には個人差があり、背骨をサポートするランバーサポートには限界がありました。そこで、より多くの方のサポートを可能にしたのが骨盤をサポートするポスチャーフィットです。ポスチャーフィットのサポートで骨盤を立たせることにより、理想的な姿勢を維持することを目的としています。
今までのポスチャーフィットはどのぐらい押し当てるかをレバーで調整していました。
ポスチャーフィットSLは腰が当たった際に生じる沈みの幅を調整しています。

個人的な感想ですが、ペリクルと相まって、断然リマスタードの方が好みです。
リクライニング時もサポートされている感覚がはっきりとありますね。

つづく

今回は「新たなカラー展開」「8Zペリクル」「ポスチャーフィットSL」の3つについて書きました。

それではまた次回!