納期目安について
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仕様と詳細
品番:ES67071-OU2109
ラウンジチェア&オットマン セット クラシック:ES67071
シェル:ウォールナット:OU
張地:ブラックレザー:2109
保証期間:本体5年
スタンダードレザーが張られた最もポピュラーなモデルです。
スタンダードレザーは、PFAS Free(フッ素化合物不使用)、PVC Free(塩化ビニル樹脂不使用)、Contains Bio-Based Materials(生物由来のバイオベース素材)、No Prop 65 Warning, FR Free(米国カリフォルニア州の化学物質規制)などに対応。
セミアニリン仕上げで高耐久を実現。
少し前までは梱包箱が木の箱でした。現在は強化ダンボールとなっており、1辺の長さが1mを超える超大型荷物扱いとなります。
そのため、通常の配送スケジュールよりも2〜3日ほど日程を多く頂きます。
配送を担当するヤマトホームコンビニエンスに日程を確認後、ご案内させて頂く流れとなります。
イームズとは
チャールズ&レイ・イームズ夫妻を指します。ハーマンミラーのデザインディレクターであったジョージネルソンの推薦により、1947年にハーマンミラー社とデザインコンサルタント契約を結び、ハーマンミラーが販売権も保有することになります。遡ること1941年のレッグスプリント(添木)に始まり、プライウッドチェア、プラスチックシェルチェア(ファイバーグラス)、ソファコンパクトにラウンジチェア&オットマン、アルミナムグループチェアなどなど。装飾も少なく、シンプルで使いまわしがよいデザインが多く、作品自体や作業に対するアプローチを含め今もなお多くの人々に影響を与えています。
イームズ ラウンジチェア&オットマンとは
イームズ ラウンジチェア&オットマンは、チャールズ&レイ・イームズにより19世紀イギリスのクラブチェアをイメージしてデザインされた、20世紀を代表する永遠のマスターピースです。
使い込むほど馴染んでいくあなただけのレザー
最もポピュラーなスタンダードレザーは表面の傷を除去して品質を安定させており、退色しにくく耐久性にも優れてた現代ならではのエコレザーです。銀面を使用し柔らかさと風合いを感じられるマハラム社のプローンレザーもお勧めです。
持続可能な自然素材を用い世界の森林問題と向き合う
オリジナルはブラジリアンローズウッドが使用されておりましたが、成長が遅いため循環サイクルが成り立たず、ワシントン条約により大規模な規制が行われる対象となりました。ブラジリアンローズウッドの代わりに用意されているのがサントスパリサンダーです。サントスパリサンダーはブラジリアンローズウッドよりも成長が早く、循環サイクルも機能しています。ハーマンミラーではFSC認証を受けているきちんと管理されている森林から生産された木材のみを利用しています。現在は7つのシェルから選択可能です。
1956年当時の仕様に近いモデルは
当時のラウンジチェアはブラジリアンローズウッドに銀面を使用したレザーという事になりますので、オイルドサントスパリサンダー+プローンレザーという組み合わせが当時のものに近いのかもしれませんね。なお、オイル仕上げのシェルは定期的なオイル再塗布メンテナンスが必要です。シェル部分のみではありますが、サンプルのシェルにオイル再塗布を行い、どのように育っていくのか試している最中です。数年後に見せれたらいいなと思っています。ちなみに80年代から登場したラッカー塗装のシェルはホコリを払うぐらいで特段メンテナンスは必要ありません。
ユーザーの利便性に対するアプローチ
ラウンジチェア本体の脚部は5本脚です。4本脚にすると椅子を置くときにユーザーが脚の位置を視覚的に迷ってしまう可能性があるとして、そのような視覚の戸惑いを軽減させるために5本脚にしたとされています。もちろん5本脚にすることで安定性も得られています。
全てはここから始まった
イームズ夫妻はカザム・マシーンと呼ばれる合板に熱を加えて曲げる装置を自ら考案。その技術をもって第二次世界大戦中の1941年にアメリカ海軍から大量のレッグスプリント(添木)の注文を受けます。これがイームズ夫妻にとって最初の大量生産品で、その技術が終戦後家具に転用されるようになります。
米タイム誌が選んだ20世紀最高のデザイン
イームズ夫妻は、成型合板を使って背と座が一体となった形の椅子を目指していましたが、背と座の連結部分が負荷に耐え切れないことがわかり、背と座を分離。ベースと背と座をゴム製のショックマウントで繋ぐことで完成した「プライウッドチェア」を1945年(ウッドレッグが1945年 / メタルレッグは1946年)に発表しました。このプライウッドの技術がのちのラウンジチェアへと生かされることになります。ちなみに、米タイム誌の20世紀最高のデザイン第2位は蒸気機関車でした。
ショックマウントという発明
ショックマウントとは背と座のつなぎ役の小さなゴム製のパーツで、本体に穴を開けることなく脚とつなげる事ができます。椅子に弾性がつき、座り心地も向上させることができる“非常に重要な発明”です。イームズ夫妻がハーマンミラーから初めて発売した1945年のプライウッドチェア(ウッドレッグが1945年 / メタルレッグは1946年)、1950年のFRP製シェルチェア、1956年のラウンジチェアに採用されています。
イームズ最後の新作
技術的な問題で背と座の連結部分を分けざるをえないという事で生まれたプライウッドチェアですが、2013年に背もたれとシートが一体となったイームズウッドシェルチェアが発売されました。ウッドベニアを複雑な曲線を持つ形へ成型できる独自の3D成型技術が採用されており、イームズ夫妻が当時目指していたものが実現したのです。そのため「イームズ最後の新作」と呼ばれています。