アーロンチェアは誰が作ったのか?
こんにちは。SHOBUNDO ストアマネージャー阿部です!
今年発売20周年のアーロンチェア、ニューヨーク近代美術館(永久貯蔵品)であり、数々の賞を受賞してきたワークチェアの雄
20年もの長きに渡り愛されているアーロンチェアを作ったのはどんな人?というテーマで書いてみようと思います。
オフィスチェアの第一人者、アーゴンチェアを作った ビル・スタンフ
エルゴノミクス=人間工学
今こそ多くの製品に取り入れられているエルゴノミクスデザイン、
1970年に発表された、地位、ワークスタイル、体型にかかわらず、
すべての人に快適性とサポートを提供するように設計されたアーゴンチェアはエルゴノミクスデザインの先駆けのワークチェアです。
45年もの前に人間工学を取り入れたこのチェアをデザインしたのが、
後にアーロンチェア、エクアチェア、エンボディチェアをデザインしたビル・スタンフでした。
1936年 アメリカ、ミネソタ州生まれ。
1976年 エルゴノミクスチェアの先駆けであるアーゴンチェアで数々の賞を受賞
1989年 エクアチェアが『Time』誌の「デザイン・オブ・ザ・ディケード」アワードを獲得。
1994年 アーロンチェア発表 発表と同年にニューヨーク近代美術館(MoMA)に永久収蔵品
1995年 日本販売開始
1996年 グットデザイン賞金賞受賞
2006年没。
2008年 発表されたエンボディチェアが遺作となっています。
エクアチェアをデザインした ドン・チャドウィック
1936年 アメリカ、カリフォルニア州生まれ。カリフォルニア大学で工業デザインを学ぶ。
1974年「チャドウィック・モジュラー・シーティング」を発表し、 商業デザイナー協会コンクールで1位に選ばれる。
「アーロンチェア」以外にも、「エクアチェア」などの名作をハーマンミラー社にてデザインしている。
受賞歴
1990年 エクアチェアが『Time』誌 ベスト・オブ・ザ・ディケイドに選定
1984年 エクアチェアで IBD 金賞受賞
1980年 IBD および IDSA アワード ケースグッズ部門受賞
1977年 デザイン・ミシガン展知事賞受賞
1970、71、73、74年 『ID』誌デザイン優秀賞受賞
アーロンチェア開発秘話
ビル・スタンフと彼のデザイン・パートナーであるドン・チャドウィックは、高齢者が長時間座ったままでいるときのニーズを調査する、
ハーマンミラーの研究プロジェクトに関わったのです。
そして彼らは、4時間座り続けた時に、チェアと身体との間にこもる熱が大きな問題の一つとなることを発見しました。
3年後、スタンフとチャドウィックが新しいワークチェアのデザインについて考え始めた時、この発見が大きく関与することになったのです。
まとめ
アーロンチェアは以前のワークチェアでは存在しなかったまったく新しいペリクルというメッシュ素材で出来ています。 今では当たり前のようにいろんなメーカーから発売しているメッシュチェアもこの二人が居なければ、この世に存在しないのかも知れませんね。