アレキサンダー・ジラードの仕事①

こんにちは 庄文堂NEXT ストアマネージャー 阿部です。
今回は、アレキサンダー・ジラードはどんな仕事をしたのか?というテーマで書いてみようと思います。
ハーマンミラーの3大巨匠といえば、ミットセンチュリー期に活躍した、
イームズ夫妻、ジョージ・ネルソン、アレキサンダー・ジラードです。
他の二人に比べ、少し知名度が低い、アレキサンダー・ジラードですが、
他の二人にも無い感覚で、共同で作業したイームズも、その感覚に影響を受けています。
そんなアレキサンダー・ジラードについて3回に分けて書いていきます。

1回目、ジラードの年表とイームズとの関係

2回目、ブラニフ国際航空

3回目、ジラードのデザインとは?

ハーマンミラーのテキスタイルデザイナー

ファブリック部門の責任者

一番代表的な仕事は、やはり、
1952年から1973年まで勤めたハーマンミラーのテキスタイル部門デザインディレクターではないでしょうか?
そんなアレキサンダー・ジラードの年表です。

1097年 ニューヨークに生まれます。

1925年~1932年 イギリスで建築を学んだ後、デザインに転向

1932年 ニューヨークで建築・デザイン事務所を立ち上げる

1946年 チャールズ・イームズに出会う

1948年 ミシガン州グロスポイントで自邸を設計

1952年 ハーマンミラーテキスタイル部門デザインディレクター就任

1953年 ニューメキシコ サンタフェにて自邸を設計
イームズ夫妻とMoMAにてGOOD DESIGN展を開催

1955年 ジョージ・ジョンセンのテーブルウェアを制作

1956年 チャールズ・イームズと映画 Day of the Deadのデザインを担当

1957年 アーウィン・ミラー邸の内装を担当

1959年 ハーマンミラーのサンフランシスコショールームを設計

1960年 ラ・フォンダ・デル・ソルのトータルデザイン

1961年 テキスタイル&オブジェクツ・ショップオープン

1965年 ブラニフ国際航空のトータルデザイン

ファースト・ユニタリアン・チャーチ壁画

1967年 コンパウンド・レストランをデザイン

1982年 106000点のフォークアートを寄贈した

サンタフェのフォークアート・ミュージアムにジラードウィングがオープン

1993年 86歳で死去

まとめ

新感覚のファブリックを開発する責任者だったアレキサンダー・ジラードですが、

ハーマンミラーのデザインディレクターを務める以前から、チャールズ・イームズと出会っています。

1946年、ジラードが、ミシガン州グロスポイントで仕事をして以降、生涯友人関係が続いてたそうです。

ジラードは自分の飼っていた愛犬にチャーリーと名付けるほど仲がよく、

ジラード宅に、チャールズ・イームズが遊びに来ていた際、

「チャーリー」と名前を呼ぶと遊びに来ていたチャールズ・イームズがいつも振り向くという逸話も残っているほどです。

今回はアレキサンダー・ジラードのジラードの年表とイームズとの関係についてお話しました。

次回もお楽しみに。