ハーマンミラーのデザインフェスに行ってきました①

こんにちは、アーロンチェアの庄文堂:お客様担当 近内です。ハーマンミラー社主催のデザインフェスティバル、「Reach Tokyo 2016」に行ってきました。リバブルオフィス賞受賞者によるプレゼンや、新しいリビングオフィスの体験スペースがございました。これから数回に分けて見たこと・感じたことを紹介していきます。

ハーマンミラーのデザインフェス、Reach Tokyo 2016って何?

【Reach Tokyo 2016】とはハーマンミラー社主催で行われるデザインフェスティバルで、東京、北京(中国)、マニラ(フィリピン)、バンガロール(インド)、メルボルン(オーストラリア)にて開催されました。各地域ごとにプレゼンターは異なりますが、国際的に活躍するデザイナーや、オピニオンリーダーがプレゼンテーションを行います。Reach Tokyo 2016では、日本が多くの賞を獲得したリバブルオフィス賞の受賞者によるプレゼンテーションも盛り込まれており、濃密な1日となりました。

・マハラムについて ‒ 神山 まど香
・シンプリシティとサステイナビリティ‒ Jack Wang
・リビングオフィスにおけるテクノロジーのサポート ツール ‒ Leo Chung
・IoT とワークスペースの定量化 ‒ Samantha Giam
・オフィスの集中と分散 ‒ Ray Yuen, Woods Bagot
・ハーマンミラーのキーンチェア ‒ Joohee Lee, forpeople
・リバブルオフィス賞受賞者によるプレゼンテーション
1)カラーとマテリアル – 吉田 裕美佳 株式会社FLOOAT
2)エンプロイー・エンゲージメント – 山下 泰樹 株式会社ドラフト代表
3)コーポレイトデザインにおいて大切にしていること – 武田 透 株式会社コスモスモア
4)デザインする上で大事にしていること – 新海 一朗 、徳田 純一 株式会社SIGNAL

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リバブルオフィス賞とは?

ハーマンミラー社によって授与されるリバブルオフィス賞。言わば、「働きやすいオフィス賞」です。働き方の自由さが加速していく昨今、オフィスのデザインも急激に変化を遂げています。そんな中、優れたデザインのオフィスを称えようというコンセプトから始まった賞です。日本は勿論のこと、オーストラリアやシンガポール、中国などのアジアパシフィック地域の設計・デザイン事務所から多くの応募がありました。コマーシャルビジネスワークスペースデザイン賞、スモールミディアムビジネス/コワーキングスペース賞という主要な2つの賞で日本企業が1位と2位を独占するという素晴らしい結果となりました。そんな受賞者の方々によるスピーチも行われ、現代のオフィスにおける「デザイン」や「トレンド」といった変わり行くもの、それに対する姿勢や根本的な意識といった変わらないものを発信していました。
写真はコマーシャル部門とピープルズチョイス部門で優勝したFloot.Inc社の実例です。

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新製品もお目見え

スピーチで盛り上がる一方、展示スペースでは最新の製品がいくつか並んでいました。ハーマンミラーのグループ会社であるPOSHの新しい椅子「Activity Chair(アクティビティチェア)」に、可変性のあるデスクシステム「Optimis Desking(オプティミスデスク)」。ハーマンミラーからは、じわじわとユーザーを増やしているスタンディングデスクの「T2(ティートゥー)」など。そして写真は、私の一押し、ハーマンミラーの新製品「Keyn Chair(キーンチェア)」。これらの製品は次回以降のブログで随時アップしていきます。

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オフィスは深化している

従来のオフィスというイメージにあるような、決まり決まった配置で誰もが想像できるものを置く。現在、そういった流れから、フレキシブルで少し刺激的、リラックスやリフレッシュも出来るような、ワーキングスペースの多様化と捉え方の自由化が進んでいます。某検索エンジンの会社のオフィスがあまりにも有名ですね。

幅広いニーズに応えるために手探りで  “進化” してきた現代のオフィス。
現在、多くの企業が、それをベースに各々個性の個性を出し、世界中で “深化” しているのだと実感できた1日でした。

次回は、先にも記載したとおり、フレキシブルなワーキングスペースを支える新製品についてご紹介します。お楽しみに。